今回はいただいた質問の中から全世界配信についてお答えします。弊社が運営するミュージックエージェントシステム(以下、BUR)ではスペースシャワーネットワークとアグリゲーターとして提携し、Apple Music、Spoitfyなどの世界的な定額音楽配信サービスから国内大手のmusic.jpやレコチョクなど200を超えるサイトで楽曲の配信登録をしています。 -このサービスは個人で配信することはできますか? 個人で配信できます。BIG UP!(1)やFrekul(2)TuneCore(3)などのサービスはご存知ですか?これらのサービスは、インディーズのアーティストがすぐに楽曲の配信登録をできるようになっていますが、有料会員に登録する必要があります。対し弊社のBURは無料から利用でき手軽にサービスを利用できます。ただし、無料会員の場合は、売上に対してのマージンは有料会員より高くなります。MASを使って配信するメリットですが、複雑な配信サービスを代行するところにあります。通常アーティストが一人で国内外で配信をしようとしたとき、とても複雑な計算を強いられます。配信レートの計算、海外通貨から円への計算など、そう言った様々な手続きをや、それらをまとめることも個人で行うには大変労力のかかる作業となります。MASではレポートに特に力を入れていて、この個人で行うには手間がかかる売上のレポートを簡潔にします。それによってアーティストには次の目標や課題を見つけもらい、活動のモチベーションになればと思っています。 -アグリゲーターとは具体的にどのような手続きをしてもらえますか?例えば国際コードのISRCコード(4)はApple musicやSpotifyなど日本以外で必要になってくるコードです。弊社ではこのコード取得を代理で行ったり、金額設定、英語でのアーティスト紹介など全世界で楽曲を聴いてもらえる状況にするための登録作業の流れのお手伝いを行っています。 -配信サイトがたくさんありますが、各サイトで楽曲の配信をするメリットは何ですか?人によって意見が変わると思いますが、BURとしてはどこで皆さんの楽曲が聞かれているか分からない状況の中、とにかくデバイスを広げてより知らない人に自分たちの音楽を届けることが狙いです。音楽配信をすることが音楽活動のすべてではない、1人でも多くの人に聞いてもらう、ライブをする、権利を守る、カラオケで歌う、などの様々なサポートを一括していくことが目的です。 -登録に際に登録料や手数料などの費用はかからないのですか? 先ほども話しましたが登録は無料です。他社のサービスでは年間で料金がかかったり、曲ごと、作品ごとに登録費用がかかったりしますが弊社の場合は費用はかかりません。その代わりBURでは有料プランと無料プランでサービスの内容が異なり、サービス利用料が変わります。ぜひサイトでご確認ください。 -先ほど挙げていた配信代行サービスとの棲み分けはどうなっていますか? 単純に全世界音源配信をした次のステップに強みを持っています。BURはより多くのアーティストに音楽・メディアに関わるサービスを提供しています。ネットTVやライブイベント、音楽フェスなど。とにかく音楽をいろんな人に聞いてもらえるコンテンツが満載です。まずは無料登録してみてください。BURを通してより良い音楽活動ができることを感じるはずです。 -サブスクリプションに配信した場合の収益はどうなっていますか? 配信やカラオケで歌えるようになったり、CDを全国で発売することができたり、JASRAC経由で著作権の管理をしたりなど音楽活動をするにいたって必要な項目はいっぱいあります。無料からスタートしますがアーティストがどんどん忙しくなって収益が上がってきた場合、そのサービスにあった内容でサブスクリプションのサービスを使っていただければと考えています。 -YouTubeに音源を出すこととサブスクリプションに音源を出すことはどう違うと思いますか? こちらも間口を広げるという意味であらゆるデバイスを使って世の中に広めるためにどちらも必須だと思っています。ただ、YouTubeに関しては映像が必要になるので、どういったコンテンツを届けたら良いのか考えないといけないです。YouTubeではコンテンツID(5)といって著作権、楽曲を使用した際の利用料をアーティストに還元するような仕組みができ、アーティストに少しでも収益になるような仕組みが整ってきています。これからの時代は、インターネットを通して様々な形式で皆さんの楽曲のプロモーションをしていくことが大切です。BURは最近音楽活動を始めたバンドやアーティストの方から、将来プロを目指して本気でやっていきたいという全ての方が利用できるサービスとなっています。売上の実績は、毎月更新されるレポートページで簡単に確認できます。レポートページは、わかりやすく、そして詳しく、どの曲が何回再生されたなど掲載しているので、自分たちの客観的な人気度数を理解し、今後の活動方針に役立てていただきたいです。
注釈1.最短2日で世界に楽曲を配信できるマルチ音楽サービス。実績を多角的に確認できたり、アーティストページで自分たちの活動をファンに向けアピールできたり、著作権の管理の委託などを行なっている。年間契約で配信を代行してくれる。 注釈2.フリクル。楽曲の配信代行だけではなく、ライブの予約受付を簡単にしてくれたりメルマガで効率的に告知してもらえるサービス。 注釈3.チューンコア。世界185カ国以上の配信ストアで販売できる配信代行サービス。売上の還元率は100%。これまで総額30億円をアーティスト・レーベルに還元してきた。作品ごとに手数料が必要。 注釈4.国際標準レコーディングコードのことでレコーディング(音源)を識別するための唯一の国際標準コード。例えばドラマやラジオなどの放送でその楽曲が使われた場合の管理がISRCを使って行われています。個人で申請する場合は、戸籍謄本や印鑑証明などが必要で幾つもの事務的な手続きがいる。 注釈5.YouTubeでは著作権者が自分で権利を管理できます。そのためのシステムことを指します。アップロードされた動画の著作者に対し、ブロック、追跡、収益化などの対応をします。 その他記事などはこちら
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